設計アウトソーシング
このページでは、以下の内容について解説いたします。
機械設計アウトソーシングとは、機械設計および関連する業務を外部へ依頼・委託することです。
機械設計と同じ意味を持つ言葉として、筐体設計・機構設計・図面設計などがあります。
また、アウトソーシングの代わりに依頼・外注・外製・請負・受託・委託・代行・技術支援・設計応援などと呼ばれることがあります。
機械設計の外注・アウトソーシングは、主に以下の目的・用途で活用されます。
機械設計アウトソーシングは、様々な業界・企業様の用途に応じてご利用いただいております。
ここでは、機械設計アウトソーシングをご利用いただく主な用途をご紹介いたします。
⇒具体的な設計アウトソーシング事例・実績についてさらに詳しく
機械設計アウトソーシングが求められる主な理由として、機械設計者(エンジニア)の人材不足が挙げられます。
近年の少子高齢化の影響により機械設計の専門知識・経験を持ったエンジニアが減少し、人材確保が課題となっています。
そのため、社内設計エンジニアが生産性の高い業務に集中できるよう、機械設計業務を外部へ委託するニーズが急速に高まっています。
紙図面またはDXF,DWG(2Dデータ)から3DCAD部品、3DCADアセンブリを作成します。
3DCADアセンブリや3DCAD部品から、バラシ図面(部品図)を作成します。
上記の設計アウトソーシング以外にも、下記のような種類があります。
機械設計では目的・用途に応じて様々なソフトを使用します。ここからは設計アウトソーシングで使われる主なソフトについて紹介・解説いたします。
3D-CADソフトは航空機、自動車、精密機器、情報機器、工作機械、電気業界の製品企画、設計、加工、製造、図面作成に使用されます。
以下のリンク先ページで、機械設計アウトソーシングで使われるSOLIDWORKS、CATIA、Creoなどの代表的な3D-CADソフトウェアと特徴をご紹介します。
→設計アウトソーシングに使われる3D-CADソフトについて詳しくはこちら
2D-CADソフトは建設・土木業、設備設計、製造業、自動車、家電などの製品企画、設計、加工、製造、図面作成に使用されます。
以下のリンク先ページで、機械設計アウトソーシングで使われるAutoCAD、BricsCAD、CADSUPERなどの代表的な2D-CADソフトウェアと特徴をご紹介します。
→設計アウトソーシングに使われる2D-CADソフトについて詳しくはこちら
その中で弊社が対応しているCADソフトは、SOLIDWORKS、iCAD SX、AutoCAD、BRICSCAD、CADPAC、CADSUPER、ME10です。
機械設計アウトソーシングを最大限活用するには、委託することのメリット・デメリットを把握することが重要です。そこで、ここからは設計アウトソーシングの主なメリット・デメリットについて解説します。
設計アウトソーシングを利用することで、必要なとき専門的なリソースを確保できます。
社員として専門的なリソースを確保するには、採用・教育が必要なため長い時間が必要です。そのため、社内人材育成と、外部へのアウトソーシングの両方を活用することで、安定したリソースを確保できます。
付加価値の高い業務とは、自社の設計者にしかできない業務のことです。
それ以外の業務の一部を外部委託することで、設計者は付加価値の高い業務に専念できます。
設計者の業務は、仕様決定、打ち合わせ、構想、3D-CAD設計、図面作成(バラシ)、部品表作成など、多岐にわたります。
特に仕様決定、打ち合わせ、構想といった工程は、専門的な知識と経験が必要な技術であり、自社の設計者にしかできない仕事です。
そこで、3D-CAD入力、図面作成(バラシ)などの比較的単純な作業を外部委託することで、自社の設計者は付加価値の高い仕事に専念でき、品質の向上や納期短縮へとつながります。
設計アウトソーシングを活用することで、自社に専門的な知識や手法を取り入れやすくなります。
設計アウトソーシングを行う企業も数多く存在し、各社は切磋琢磨しそれぞれ目的に合わせてよりよい手法を開発しています。
それらの外部の専門の知識と手法を取り入れることで、業務効率が上がり、自社の社員の教育にもつながります。
⇒機械設計アウトソーシングのメリットについてさらに詳しくご説明いたします
設計アウトソーシングで業務のすべてを任せてしまった場合、ブラックボックス(中身がわからない状態)が発生してしまう可能性があります。
完成品だけを受け取り、その完成品ができた過程がわからないため、何か問題が発生したときに自社では対処できないことがあります。
その結果、時間や追加費用を必要になる恐れがあります。ブラックボックスの発生を防ぐために、利用する前に随時委託先と連携できる環境を整えることがおすすめです。
これまでに外部へ設計を依頼した経験がない場合、適正な相場・価格帯がわかりません。
外部委託を検討する場合は、このページの下記に記載している「業界の設計アウトソーシング価格・相場」をご参考いただき、適正価格を把握したうえで業務委託先を決めることをおすすめします。
内容 | 作業時間目安 | 時間単価目安 | 料金目安(税別) |
図面バラシ 部品図 | 2.0時間 | ¥2,800 | ¥5,600 |
組立図 | 8.0時間 | ¥4,200 | ¥33,600 |
モデル作成 部品 | 2.0時間 | ¥2,800 | ¥5,600 |
3Dアセンブリ(組立図) | 8.0時間 | ¥4,200 | ¥33,600 |
⇒機械設計アウトソーシング費用・料金についてのご相談はこちら
アドライズでは見積をわかりやすくすることで、いち早くご依頼、納品できるよう心がけております。
また、設計アウトソーシングのコストを抑えるため、お客様毎の図面作成に要する平均作業時間を割り出し、1枚当りの図面作成価格を固定します。
図面の複雑さに関係なく1枚当りの単価が決まるため、お客様もアドライズも簡単に費用が計算できます。
お客様提供の3Dモデルから、図面バラシ100枚を作成した場合
お客様提供の2D図面から、3Dモデル100個とアセンブリ(組立図)1個を作成した場合
⇒機械設計アウトソーシング費用・料金についてのご相談はこちら
機械設計、筐体設計、図面バラシの価格形態は、1時間あたりの単価と図面1枚あたりの単価の2パターンあります。
最近では、従来の2D-CADデータを3D-CAD化する作業も単純なトレースで終わらないケースが多いため、図面1枚単価ではなく1時間あたりの単価で表す価格形態が増えているようです。
1時間あたりの単価
単純な時間単価です。部品図作成と構想設計など難易度に応じて異なる時間単価が設定されている場合もあります。
図面1枚あたりの単価
図面サイズに応じての価格設定です。一般的に、紙の大きさが大きいほど要素が多い複雑な図面になるので高単価になります。紙図面や2D-CADデータを3Dデータ化などの業務で設定されることが多いです。
1時間あたりの価格帯: 1時間あたり2,500円~5,000円
1時間あたりの最多価格: 3Dモデル、図面バラシ(部品図)の作成などの場合 3.000円~
3D設計の場合 4,000円~
<図面1枚あたりの単価>
A1
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A4
⇒アドライズの機械設計アウトソーシング費用・料金についてのご相談はこちら
お客様提供の3Dモデルから、図面バラシ100枚を作成した場合
お客様提供の2D図面から、3Dモデル100個とアセンブリ(組立図)1個を作成した場合
まずはお問い合わせフォーム、または電話でお気軽にご相談ください。
お電話でお問い合わせの際は、サイトをご覧いただいた旨をお伝えいただくとスムーズです。
直接訪問、オンライン会議システムなど、ご希望のお打ち合わせ方法でお客様のご要望を詳しくお伺いいたします。(内容確認・仕様・ご予算・納期など)
※ご相談内容がわかる資料、図面(紙、2D-CADデータ)、3Dデータなどのご提供をお願いいたします。
※ご相談前に機密保持契約が必要な場合はお申し付けください。
お客様のご要望に合わせたご提案、お見積りをご提示いたします。
注文書の送付をお願いしております。
ご提供いただいた3D-CADアセンブリ品を各部品に分解します。
もしくは、紙図面・2D-CADデータから3D-CAD部品モデルを作成します。
加工や製作ができるようにそれぞれの部品の図面を作成します。
もしくは、3D-CAD部品モデルを組立て、3Dアセンブリを作成します。
購入品などの3Dデータのダウンロードも可能です。
お客様のご要望に合わせた形態でデータを納品いたします。(DXF、PDF、3Dデータ)
納品したデータをご確認いただきます。また、不備があれば修正いたします。
お客様にご納得いただけるデータをお納めいたします。
設計者による仕様すり合わせ作業は設計者が指示を行い、CADオペレータが作図を担当するといった分業体制が確立しています。
出来あがった図面は、専門性をもつ設計者が検図を実施、優れた品質を実現します。
時間単価2,800円~(バラシ図面作成)。アドライズはベトナムに設計拠点を有しています。
日本人エンジニアとCADオペレータの連携により、CAD図面の高品質とコストダウンの両立を実現しています。
お客様の窓口は日本人の担当者が責任を持って対応するので安心です。
短納期であるバラシ図面作成は、一刻も早く取り掛かりたい作業です。
アドライズは独自の見積りシステムにより、スピーディーな見積りが可能です。
ものづくりは、設計、生産管理、調達、製造、組立、検査といった数多くの工程によって成り立っています。
アドライズは機械設計を専門とし、省力化機械装置、工作機械、配電盤といった幅広い分野の国内機械メーカー各社と取引してきた実績があります。
3D-CADは操作方法によって作業の成果に大幅な差が生じます。
アドライズはSOLIDWORKSオペレーションの教育に力を入れており、教育用書籍・映像教材市場においてシェアNo.1を獲得しております。
スタッフへの教育を徹底することによって高効率な設計オペレーションを実現します。
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アドライズではこれまでに、機械設計・機構設計、バラシ図面作成、部品図作成、3DCADデータ化、組立図作成、板金設計・筐体設計、プロパティ入力、部品表作成、アセンブリ作成など、機械設計アウトソーシングにおいて豊富な実績と経験があります。
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