板金設計・機構設計
多くのお客様が困っている設計課題とは
アドライズがご依頼いただくことの多い「板金設計」と「機構設計」ですが、お客様が、よくお困りになっている設計課題の一部をご紹介します。
板金設計に慣れていない
産業機械メーカーの設計者には優秀な方が多く、機械本体の構造設計に非常に長けています。一方でフレームやカバーなどの板金設計は、頻度の低さから慣れていないため、苦手とお聞きすることがあります。確かに溶接や曲げの条件、薄板の板金で強度を持たせる工夫やヒンジの旋回設計など、以外と面倒で、何度か板金設計の経験を積まないとわかりにくいことがあります。
デザインをどうやって形にするのか
近年の産業機械は、まるでデザイン家電のような風貌であり、板金製のカバーには丸みが持たされることが多くなっています。溶接の力技(ちからわざ)ありきの設計では、コスト高な構造となってしまうことがあります。また、デザイナーから提供されたデザイン画を見て、構造や部品構成、切り分けなど、どうやって設計したらよいのか迷われるとよくお聞きします。
設計者が多忙
産業機械は受注生産品であることが多く、そのリードタイムは年々短くなってきています。機械メーカーの設計者の方は、機械本体の設計で非常に忙しく、カバーの設計は後回しになるケースがほとんどだと言います。カバー設計をスタートするころには納期までの時間は残り少なく、いつも通りのデザイン、構造に落ち着いてしまうとよくお聞きします。
カバー表面のボルトを隠したい
機械をスッキリ見せるには、カバー表面のボルトを隠したいところです。しかし、無理に内側から止めるような構造では、メンテナンス性が落ちることもあり、設計に困っているとお客様より良くうかがいます。
CE対応について教えてほしい
納入先によっては、ヨーロッパ安全規格であるCEの取得が必要です。CEによると機械には安全カバーが必要で、ボルトの脱落防止や近接センサーによる扉開閉制御など、安全カバー特有の条件と解決方法があります。
ガスダンパーを使った設計
スペース的に有利な昇降扉ですが、扉をガスダンパーで持ち上げる構造となるため、重量計算、モーメント計算など、安全設計の知識が必要です。設計に慣れていないと思いのほか労力と時間がかかるとのことで、ご依頼いただくケースが多いです。
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板金設計、機構設計が得意 多様なご要望に応えるカスタマイズ設計
産業機械のカバーは、一般的に板金加工によって製造されます。この板金構造においてアドライズは、これまで産業機械メーカー50社、1000案件を超える設計開発の経験と実績を積み重ねてきました。筐体構造と強度、板金加工で可能な形状、コスト感などの豊富な知見があり、板金設計、機構設計は得意とするところです。 標準的なフレーム、カバー、扉の構造はもちろん、防音、防水、X線遮蔽、CE対応など、機械カバー製作・設計の多様なご要望に応えるカスタム製作がお客様から好評いただいています。
アドライズには、産業機械に特化した工業デザイナーと板金設計、機構設計が得意な設計者が在籍しています。 設計者はデザイナーから指示されたデザイン画を元に、板金・筐体の構造として成立した3Dデータを設計し、図面を書き上げます。設計者はデザイナーと社内で高い頻度で打ち合わせることができるので、情報伝達が正確で時間にムダがありません。
アドライズは、機械メーカーのお客さまのご要望に合わせ、最適な開発サービスを提供する体制を整えています。
お客様の利便性追求という目標達成のための支援をさせていただきます。
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その他、機械カバーに関わることであれば何でもご相談を承ります。
悩みや不安がありましたらお気軽にご連絡いただければと思います。
変化のきっかけが生まれるお手伝いができれば幸いです。