筐体設計の委託・受託|機械カバーならお任せください 

弊社は産業機械や工作機械などの板金カバー・フレームの設計を得意とし、
産業機械メーカー500社、6,000件を超える設計開発を行ってきました。

弊社は開発産業機械や工作機械などの金属薄板製カバー・フレームの設計を得意とし、
産業機械メーカー500社、6,000件を超える設計開発を行ってきました。

設計だけではなく、デザインや製作まで、
フレーム(筐体)やカバー(外装)に関するお悩みがありましたら、ぜひご相談ください。

弊社の筐体・板金設計サービスで解決できる課題

アドライズの筐体・板金設計サービスでは、以下のような課題に対して、最適なソリューションをご提案します。

筐体設計・板金設計に慣れていない

海外やライバルメーカーに負けないカバーデザインを施したいが、デザインに明るいメンバーが社内にいない

自社で考えたデザインをうまく形にできないため、プロの力を借りたい

筐体の仕様から見直して、設計から製作まで委託したい

板金製のカバーやフレームを製作する場合、薄板板金を用いた構造の設計に慣れていないという問題をよく伺います。

例えば「溶接や曲げの条件が分からない」「薄板の板金で強度を持たせる工夫ができない」「ヒンジの旋回設計が意外と面倒」など。不慣れなまま行うと、部品構成的に優れない、もしくはコストが高くなってしまうケースが非常に多いです。

特に、以下のようなお問い合わせを多くいただきます。

  • 「デザイナーから提供されたデザイン画を見ても、構造や部品構成・分割などをどうやって設計したらよいのか分からず、デザインを形にできない」
  • 「機械をスッキリ見せるためにボルトを隠したいが、無理に内側から止めるような構造では、メンテナンス性が落ちることもあり、設計に困っている」
  • 「昇降扉など、ガスダンパーで持ち上げる構造を設計したいが、重量計算、モーメント計算など安全設計の知識がなく困っている」

アドライズには、カバーやフレームに精通した工業デザイナー・構造設計者が在籍しています。
プロの知見から、お客様の製品価値を高めつつ、設計や開発を承ります。

アドライズの筐体・板金設計の特徴

①産業機械メーカー500社、6,000案件を超える設計開発の経験を活かした設計・ご提案が可能

弊社はこれまで数多くのメーカー様と、様々な設計開発を行ってきました。

筐体構造と強度・板金加工で可能な形状・コスト感などの豊富な知見があり、板金設計、機構設計を得意としています。

工業デザイン・設計・製作(試作)までの全工程にワンストップで対応するプランもあり、「納期短縮」「設計負荷削減」「商品機械のデザイン性アップ」を実現します。

産業機械に精通した「工業デザイナー」と、機構設計が得意な「構造設計者」が在籍

外装デザイン分野で受賞歴がある産業機械専門の工業デザイナーが在籍しています。

  • 機械の用途
  • 競合機種
  • 流行デザイン

などについての調査を通して、お客様製品の価値を高めるデザイン案をご提案いたします。

そしてそのデザイン画を元に、構造設計者が機械カバーの板金や筐体の構造を設計。標準を超える速度と正確性が、お客様からも高い評価をいただいています。

例えば「Rをもたせる」といった外装デザインや設計も可能です。コストを加味しながらも、製品価値に重点を置いたデザインを施し、それに適した設計を行います。

③オーダーメイド生産・カスタム製作が得意

オーダーメイド品を短時間かつ低コストで設計・製作する体制を構築しており、お客様のご要望を柔軟に反映させることが可能です

標準的なフレームやカバー以外にも、

  • 防音
  • 防水
  • X 線遮蔽

といった仕様をご希望のお客様も、お気軽にご相談ください。

弊社にご依頼いただいた筐体・板金設計の受託事例

シンクス株式会社様

シンクス株式会社様の開先機械と門奈氏(アドライズがカバーのデザインと設計を担当)

「国際ウェルディングショーに出展するため、機械カバーのデザインから設計・製作までを依頼したい」というご相談をいただきました。

まずは製品の用途や競合優位性を表す「曲線」「未来」をテーマにしたデザインをご提案。Rをもたせつつもカバーとして成立するよう、正確な設計を行い、その後の製作まで支援させていただきました。

結果、「出展ブースは大企業の製品で囲まれているような場所だったが、足を止めて製品を見てもらえた」との嬉しいお声をいただいています。

事例詳細:「国際ウェルディングショー」にふさわしいデザインを。3つの候補から選び抜いたカバーデザインで、来場者の足を止めることに成功

株式会社オーク製作所様

高濃度オゾン発生器(アドライズの実績)

「既に高濃度オゾン発生器の試作機を完成させたものの、製品化に向けてメンテナンス性や重量の課題をクリアーしたい」というご相談をいただきました。

まずは板金筐体の構造見直しとして重量計算や、構造と部品構成の再確認し、コストを加味した加工の検討を行いました。 その後3DCADに形状を入力し、お客様とのデザインレビューを経て、納得のいく構造に。

結果、部品の交換作業を高頻度で行えるメンテナンス性を実現しつつ、重量約40%の削減に成功しました

事例詳細:高濃度オゾン発生器|プロトタイプから製品化へ、メンテナンス性と重量の課題を解決

株式会社タカノ機械製作所様

アドライズにご依頼いただいた露光装置

「特注大型の露光装置のリニューアルを行いたい」というご相談をいただきました。

▼リニューアルの主な内容

  • 昇降開閉機構の電動化
  • 操作盤へのタッチパネル採用
  • 照明のLED化
  • 装置引き出しの剛性アップ
  • 装置の大型化

構造設計から組み立て・出荷までを対応しました。部品製作や電気工事も、アドライズが協力会社に手配し管理することによって、装置全体をワンストップで製作完了。お客様のコミュニケーションコストを削減しました。

結果、無事製品のリニューアルを成功させることができました。

筐体・板金設計の費用目安

下記は株式会社アドライズが得意としている産業機械の外装カバー、筐体、フレームの開発サービスの費用イメージです。仕様・規模は案件によって異なるため、費用を一概にそろえることはできませんが、参考価格としてご覧ください。

詳細をご希望の場合は、お気軽にお問い合わせください。

▼工業デザイン・設計・製作まで広範囲で依頼したい場合のプラン

プラン名機械カバーのカスタム製作デザイン持ち込みデザインから構造設計まで
内容デザイン、設計、試作・製作の全ての工程をアドライズにご依頼いただく場合お客様の方でデザインが決まっているなど、構造設計から試作・製作をアドライズにご依頼いただく場合カバーはお客様の方で製作されるなど、デザイン、設計までをアドライズにご依頼いただく場合
担当範囲工業デザイン
構造設計
試作・製作
構造設計
試作・製作
工業デザイン
構造設計
提出物デザインCG
3Dデータ
図面データ
製作品
3Dデータ
図面データ
製作品
デザインCG
3Dデータ
図面データ
工業デザイン料928,000 ~928,000 ~
構造設計費928,000 ~928,000 ~ 928,000 ~
図面提供費464,000 ~ 464,000 ~ 464,000 ~
製作費928,000 ~928,000 ~
合計3,248,000~2,232,000 ~ 2,232,000 ~
※価格表は目安です。製品のサイズなどによっても異なるため、貴社製品が分かるURLなどを添えてお問い合わせいただければ、より詳細なお見積もりをご提示させていただきます。

特に「機械カバーのカスタム製作プラン」は、工業デザイン・設計(構造設計/筐体設計)・製作(試作)までの全工程にワンストップで対応する、アドライズが自信を持っておすすめできるプランです。

「納期短縮」「設計負荷削減」「商品機械のデザイン性アップ」を実現。さらにカバーの製作を丸ごとアドライズにご依頼いただくことで、お客様はカバー内部の重要な機械の開発に集中することができます

もちろん「デザインは既に決まっている」「製作は自社(もしくは普段から付き合いのある会社)で行いたい」という場合も、お気軽にご相談ください。

▼必要な工程をスポットで依頼したい場合のプラン

プラン名工業デザイン筐体設計・構造設計コンサルティング
内容工業デザインをアドライズにご依頼いただく場合構造設計や 板金設計をアドライズにご依頼いただく場合工業デザイン、構造設計、 板金設計 について、お客様に助言を行っていくプランです。
担当範囲工業デザイン構造設計コンサルティング(助言)
提出物デザインCG
簡易3Dデータ
3Dデータ
図面データ
製作品
なし
工業デザイン料928,000 ~
構造設計費928,000 ~
図面提供費464,000 ~
コンサルティングお見積り
製作費
合計928,000 ~1,392,000 ~お見積り
※価格表は目安です。製品のサイズなどによっても異なるため、貴社製品が分かるURLなどを添えてお問い合わせいただければ、より詳細なお見積もりをご提示させていただきます。

このようなスポットでのご依頼も承っているので、お気軽にご相談ください。

筐体・板金設計をご依頼いただく際の流れやフロー

▼ご依頼いただいた後の流れや、アドライズが対応可能な範囲は以下の通りです。

筐体・板金設計ご依頼後の流れとアドライズの業務対応範囲

さらに細かく見ていくと、次のようなステップで進めていきます。

以下、「デザイン」「設計」「製作」に分けて、納品までの流れをご説明していきます。プランによっては当てはまらない工程もあるので、ご希望の内容に合わせてご覧ください。

①お問い合わせ後に、詳細のヒアリングやお見積もりの作成  【全プラン共通 】

まずは問い合わせフォームや電話(0266-75-0570)にて、お気軽にご相談ください。

直接訪問やオンライン会議システムなど、ご希望のお打ち合わせ方法でお客様のご要望を詳しくお伺いいたします。

※なお、これらの情報はお問い合わせフォームに記入していただくと、より詳細なお見積もりが可能です。

ご相談内容がわかる資料(デザインコンセプト、仕様書、写真、カタログ)、図面(紙、2D-CADデータ)、3Dデータなどのご提供をお願いいたします。ご相談前に機密保持契約が必要な場合は、お申し付けください。

お打ち合わせ後に、デザイン費用・設計費用・試作費用・納期などをご提示し、ご発注いただく際には注文書の送付をお願いしております。

②工業デザインのご提案と作成

工業デザインをご依頼いただく場合は、まずデザインの作成から着手します。

  1. ヒアリング・お打ち合わせ
  2. 開発チーム結成
  3. デザインリサーチ
  4. コンセプトワーク
  5. アイデアワーク・デザインのご提案
  6. デザインレビュー(DR)
  7. 詳細デザイン
  8. デザイン決定

このような流れで、意匠性を高めるだけでなく、製品の課題を解決し、新しい価値の創造を徹底的にサポートいたします。


▼工業デザインの進め方詳細

1:まずはお客様のご依頼の目的、イメージを理解し、最適なデザインをご提案できるようご要望をお伺いいたします。

2:その後お客様・工業デザイナー・設計者によるチームを結成します。お客様と弊社(デザイナー・設計者)との間で細かな意思疎通を行うことは、筐体設計をお引き受けする上で最も重要です。

3:産業機械専門の工業デザイナーが、ブランドイメージ(コンセプト・カラー・ロゴ・造形など)や、機械の用途、人間工学を用いたメンテナンス性、競合機種の特徴などを徹底的に調査します。


4:デザインリサーチを開発チームで検討し、デザインする製品に必要とされる目的やコンセプトを明確化。軸となる方向性を決めます。近年の筐体は、意匠が複雑で難しい形状である場合も多いため、開発初期の段階から設計者が係わり、アイデアを具現化します。

5:アイデアのディティールを詰めて、ラフデザインやCGレンダリング・3Dデータ(外観)などをご提案いたします。

6:開発チームでデザインを検討し、方向性がぶれていないかを見直し、必要に応じて修正を行います。

7:ご提示した複数のデザイン案から選んでいただいたデザインをもとに、さらに詳細に作りこんでいきます。3Dデータの作成やグラフィック要素(ロゴなど)の作成といった、最終の落とし込みを行い、より具体的な製品に近いデザインモデルを作成します。製品仕様で「使用するボタンの型式が決まっている」など既に詳細な条件が決まっている場合は、その条件を加味したデザイン作業が可能です。

8:詳細デザイン(ステップ7)とDR(ステップ6)を繰り返し、最終デザインを決定します。

③構造設計(板金設計)

工業デザイナーが作成した筐体のデザイン用データを基に、設計用データを作成いたします。

  1. ヒアリング
  2. 調査
  3. 構想設計
  4. デザインレビュー(DR)
  5. 詳細設計
  6. デザインレビュー(DR)


▼構造設計・板金設計の進め方詳細

1:まずは、構想設計に必要な細かな仕様の確認をさせていただきます。

2:お伺いした内容を基に「購入品や規格品」「機構や構造」「組立」「加工」などの調査・検討をいたします。

3:お客様のご要望や弊社が行った調査内容をもとに、設計仕様書(概略図・仕様書・購入品仕様・参考画像)を作成いたします。

4:仕様の確認・意匠や設計に問題はないか・コストや納期などご要望に相違がないかなどを検討し、修正を加えます。

5:製品の製造や実用を考慮し、製品を作成する上で必要な3D-CADデータや図面(組立図・部品図)・部品表の作成を行います。

6:定例はもちろんのこと、随時お打合せを行って問題点を解決し、お客様にご納得いただける製品を仕上げていきます。

試作・製作・納品

プロトタイプモデルなどを製作し検討や検証を行い、納品いたします。

アドライズは板金製造の設備を保有しないため、板金部品は特に優れた板金製造業者様との連携により調達いたします。

アドライズは板金製作の設備を保有しないため、板金部品は特に優れた板金製作業者様との連携により調達いたします。
この連携体制を構築することにより、弊社がデザイン・設計・組立の開発作業に専念でき、製品の品質向上へとつながります。さらに板金製作業者様とお客様を仲介する形になるため、製作時に発生するコミュニケーションコストを削減することが可能です

⑤立ち合い・検収・修正を経て最終納品 【全プラン共通 】

納品した製品をご確認いただきます。また、不備があれば修正いたします。

納品物に弊社では納品物に責任を持ち、検図やアフターフォローなどを徹底しています。

筐体・板金についてお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

お電話でもお問い合わせいただけます。
0266-75-0570
受付時間:10:00~17:00(月~金)