プロダクトデザイン事例

液温自動調整機

主として半導体製造装置や医療機器などの各種産業機械・理化学機器で、水や純水、その他特殊な液体を熱媒体にして高精度な温度コントロールをすることを目的に開発された機種です。

関東精機株式会社_液温自動調整機
関東精機ロゴ
関東精機株式会社
関東精機株式会社は、群馬県前橋市に本社を置く液温制御装置メーカーです。同社の主力製品であるオイルマチックは、工作機械に使う冷却液など温度を制御することで加工精度を向上するため、工作機械、半導体製造装置など広く浸透しています。同社は熱媒を低負荷から高負荷まで、広範囲かつ高精度に液温をコントロールするノウハウを強みとし、製品改良、新製品開発を積極的に行っています。
ブランドを支えるブランドとして、
相応しいデザインへ

筐体のプロダクトデザインへの要望

新ブランド、新製品のリリースに向けたデザイン

近年、顧客の工作機械のデザインが高度化してきている。ブランドを支えるブランドとして、
相応しいデザインの製品を作りたい。新ブランド、新製品のリリースに向け、提案してほしい。

LED採用で、展示会で目立たせたい

デザイン家電のようにLEDを光らせ、展示会で製品をアピールしたい。

組立性、メンテナンス性を考慮してほしい

量産機として機械の組立性は重要。また、メンテナンスの面では、カバーが全て外れるようにし、
機械正面は、機械や電装が容易に確認できるよう扉としたい。フィルター清掃及び交換が容易であること。

工業デザイン、構造設計、製作までをアドライズが担当

工業デザイン

工業デザイン

構造設計

構造設計

カバーの製作

カバーの製作

工業デザイン

工業デザインの最初のステップとして、大きく3種類のラフデザインを考案します。その後、お客様とレビューを重ねます。
デザインイメージ、カラー、設計条件、などなど、様々な要素を満たすデザインを生み出すため、構想しては絵に描き起こす作業を繰り返します。 1つのデザインを決定するまでにカラーや細部のバリエーションを含めると30案を軽く超えます。

提案のラフデザイン

バリエーションモデルの提案

構造設計

デザインが決定すると、構造設計の工程に入ります。デザインイメージを実際の製作物として再現するために、様々な構造上の工夫を考えてゆきます。本機の筐体設計ではメンテナンス性を考慮し、カバーの着脱に必要なネジの本数を抑える構造としました。また、正面は開き扉の構造とし、電装や機械へのアクセスを容易にしています。さらに、LEDによる加飾は、LED光源をアクリル樹脂に透過し、白色のフィルターに反射させる間接照明の構造としています。光が柔らかくなる工夫です。

メンテナンス性を考慮

メンテナンス性を考慮1
メンテナンス性を考慮2
 

LEDによる加飾

LEDによる加飾1
LEDによる加飾2
 

納入品

3Dデータ
3Dデータ
図面
図面
外装カバーの製作品
外装カバーの製作品

カバー仕様

サイズ:400x900x600
構造:板金フレーム+板金カバー
材質+表面処理
 フレーム:SPCC+メラミン焼付塗装
 カバー:SPCC+メラミン焼付塗装
 照明:LED+アクリル

お客様の声

株式会社関東精機 魵澤社長(えびさわしゃちょう)からお礼のメールをいただきました。
この度はありがとうございました。
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アドライズ
牛山社長様、皆様

平素より大変お世話になっております。関東精機 魵澤です。
ご尽力頂きましたPUREMATICのJIMTOF出展機につきまして、先日日刊工業新聞社の取材を受け、本日12/2付同紙23面に掲載されました。
これもひとえに牛山社長様はじめ鈴木様、牛山様ほか御社の皆さまのおかげと、深く感謝いたします。

記事中にもあります通り、このコンセプトを踏襲して、来年度中にはいよいよプロダクションラインに乗せ、OILMATICに次ぐもうひとつのコア製品にしたいと思っております。
板金など、引き続きご教示いただくこともあろうかと思いますので、その節は何卒よろしくお願い申し上げます。

取り急ぎ お知らせとお礼まで。
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新聞掲載


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カバーの設計や製作について、ご相談は無料です。お気軽にお問合せください。

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