プロダクトデザイン事例
超精密加工機プロトタイプ
実験機として企画・開発された超精密加工機のプロトタイプです。東芝機械株式会社
東芝機械株式会社は、静岡県沼津市に本社を置く総合機械メーカーです。工作機械からスタートした技術を射出成形機、ダイカストマシン、押出成形機、印刷機械、精密加工機、微細転写装置、電子制御装置、ロボット、油圧機器、鋳物、半導体装置などの様々な事業に展開しています。ダイカストマシンのシェア世界首位。
「超精密」がイメージできるスタイリッシュな工作機械にしたい
工業デザイン、構造設計、製作までをアドライズが担当
実験機に合わせた専用の外装カバーを取り付ける目的で、本機を取り扱うユーザーに「超精密」の印象を持ってもらいたいとのご依頼でした。工業デザイン
構造設計
カバーの製作
工業デザイン
- プロダクトデザインのコンセプトキーワードは、超精密とユーザー目線の操作性。
- 機械装置のサイズが綺麗な立方体であったため、素材を最大限に生かすため、あえて角部を丸くせずに立方体を強調したデザインとしています。
- カラーリングは白を基調に黒を入れることでコントラストをつけ、四角い形状の美しさを引き立てました。
構造設計
- 本機の正面には引き戸式の「窓付き扉」が配置されます。2 枚構成のスライド扉にすることにより、扉を開けたときの開口面積を広く取れ、加工室へのアクセスのしやすさが向上しています。さらにポイントで素材をステンレスにし、造形をいれることでデザインを特徴付け、本機のシンボルとしています。
- カバーは鋼材フレームを組み立て、スチール製カバーで覆う構成としています。加工機本体とは接続せずに独立した格好です。
- 扉開閉のための安全スイッチである電磁ロックを装備
カバーの製作
角パイプSTKRを溶接組みしたフレーム5面をボルト締結によって組み立てている様子
カバー完成直後。SUSや窓に保護シートを残し、傷がつかないように注意しています。
納入品
3Dデータ
図面
外装カバーの製作品