プロダクトデザイン事例
コンピュータ制御スプリングマシン
複雑な形状のばねを全自動で成型するスプリングフォーミングマシンです。
全軸サーボモーターおよびコンピュータ制御により、ばねの高速生産を実現しています。
株式会社 板屋製作所
株式会社板屋製作所は、千葉県松戸市に本社を置く自動機械メーカーです。過去50年間に設計した自動機械は200種類を越え、50件以上の特許権を日本、ドイツおよび米国において保有し、12000台以上を世界各国に出荷した自動機械は12000台を超える実績を誇っています。特に世界で初めて開発に成功した「マイクロコンピュータ制御ばね成型機」は、同社の主力製品となっています。
リンク式スライド構造を採用
大きく開いて省スペースな扉
デザイン以前の課題
セット替えがあるので扉は大きく開きたい。
ヨーロッパへの輸出に対応するため、CE規格に適合する 。
本体への追加工は極力少なく、カバーを取り付けたい。
オプションユニットの着脱に対応してほしい。着脱頻度は高い。
工業デザイン、構造設計、製作までをアドライズが担当
工業デザイン
構造設計
カバーの製作
工業デザイン
- 扉を大きく開くことができて場所をとらない「リンク式スライド扉(プラグドア)」を提案し、採用していただきました。機能性に加えて動作のデザイン性が高い特徴があります。
- 工業デザイン(プロダクトデザイン)は、機械内部の視認性を高めるため、窓の面積を大きくとりました。
- カラーリングはグレーを基調に青を入れる板屋製作所様のコーポレートカラーを踏襲しています。
構造設計
- 正面の扉の構造にリンク式スライド扉(プラグドア)を採用し、左右に扉を開けた際のスペースを節約しながら、大きな開口を可能としています。
- 正面へのオプションユニットの着脱に対応するため、正面扉とシューターの一部を着脱できる構造としています。
- CE規格に対応
カバーの製作と本体への据付
- お客様の工場に出張し、機械本体へ製作したカバーを据え付けました。
- リンク機構やボールキャッチの調整を経て、扉の開閉がスムーズになりました。
- 正面扉内側と機械下部にシューターを装備し、加工後のワークを効率よく排出します。
納入品
3Dデータ
図面
外装カバーの製作品
カバー仕様
サイズ:1500x2050x1800
構造:機械装置フレームへの板金カバー取付
材質+表面処理
カバー:SPCC+メラミン焼付塗装
窓:PVC(RoHS対応)
シューター:SPCC+ユニクロメッキ(RoHS対応)
お客様の声
リンク式スライド扉やシューターの構造など、デザインと構造設計の両側面で提案してもらえたのがよかった。
ぜひ他の機種にも採用したい。