板金製品の3Dモデルを作成する場合
L曲げやZ曲げのような単純な曲げの製品には
断面アプローチが有効です。
(弊社書籍「3次元CAD SolidWorks板金練習帳」より)
そんな時に知っていると
ちょっと便利な設定をご紹介いたします。
「エンティティオフセット – エンドキャップ追加 – 」
今回描く断面のスケッチはコレです。
「エンティティオフセット」コマンドは
スケッチエンティティ(線分、円、円弧など)モデルのエッジやモデルの面
を、指定した距離でオフセットするコマンドですね。
「エンティティオフセット」についてはこちらから
→ https://adrise.jp/cadrise/manual/so_manual/entityof2/
Let’s give it a try!
まず、L金具の断面形状を描きます。
フューチャータブから「エンティティオフセット」コマンドをクリック。
下図のように設定をし、コマンドを終了します。
このようなスケッチが描けます。
でもこの設定だと・・・スケッチが閉じられていません。
赤丸部分を直線で結ぶ必要があります。
そこで設定するのが
「エンドキャップの追加」です。
今度は「エンドキャップの追加」にチェックを入れ、
「直線」のラジオボタンをオンにします。
コマンドを終了すると、このような閉じたスケッチが描けます。
線分を書き足して閉じたスケッチにする手間が省けますね。
また、「円弧」のラジオボタンにチェックを入れると・・
円弧で閉じたスケッチになります。
まとめ
「エンティティオフセット」コマンドを使用して開いたスケッチをオフセットする場合、
「エンドキャップの追加」で、直線や円弧で閉じたスケッチを作成できます。
ぜひお試しください。
※注記
「エンティティオフセット」コマンドの「エンドキャップの追加」は SOLIDWORKS2016 からの機能となります。