そろそろ虫が気になる季節。
どこかほっとする香りで多くの人に愛されている
昔ながらの蚊取り線香をモデリングしてみました。
渦巻を描く
渦巻(スパイラル)の旋回するにつれ中心から遠ざかる2次元曲線は、
「ヘリカルとスパイラル」コマンドで作成します。
基本3面の平面にスパイラルの元になる円をスケッチします。
スケッチ編集状態のまま、
<フィーチャータブ>から「カーブ」-「ヘリカルとスパイラル」をクリック。
プロパティを下図のように設定します。
※ プロパティのパラメータの意味
・指定定義
スパイラル:ピッチと回転によって定義されるスパイラルを作成する
・パラメータ
ピッチ:カーブの回転の間の半径距離を設定
回転数:回転の数を設定
開始角度:スケッチした円の最初のカーブ角度を設定
左回り:回転方向を左回りに設定
「OK」をクリックすると、スパイラルカーブの完成です。
形状を作成する
このスパイラルカーブをパスに使用して、「スイープ」コマンドで形状を作成します。
パスに垂直な法平面に、スイープの輪郭(断面)をスケッチします。
今回は基本3面の平面にパスを描いているので、法平面は基本3面の正面です。
正面に下図のスケッチを描きます。
(表示方向:正面)
その際、下図の赤枠部分の頂点は スパイラルカーブ と貫通拘束をつけます。
(表示方向:不等角投影)
※ 貫通拘束についてはこちらで詳しく解説をしています。
→ 線の真ん中で貫通拘束をつける方法
<フィーチャータブ>から「スイープ」をクリック。
プロパティを下図のように設定します。
最後にホルダーに固定する中心部分を作成し、完成です。
※ 中心部のやり方はまた別の機会にご紹介します!
まとめ
渦巻の作成には、「ヘリカルとスパイラル」コマンドのスパイラルカーブ。
最近の蚊取り線香は色も香りもバリエーション豊富で、
ホルダーも素敵なものが多いですね。
今年の夏は蚊取り線香を活用してみてはいかがでしょうか。