今回は【完全定義】について説明します。
矛盾のない完全なモデルを作成するには、スケッチを完全定義にする必要があります。
完全定義とは、図形に寸法や幾何拘束などの情報を与えて形状を定義することです。
スケッチの定義状態には、次の3種類があります。
●未定義…スケッチの定義が不十分な状態 (青色で表示)
●完全定義…スケッチの情報が完全である状態 (黒色で表示)
●重複定義…スケッチの寸法が重複していたり、拘束が矛盾している状態(黄色で表示)
スケッチを完全定義にするには、「スケッチの形状・大きさ・位置」の情報を
不足なく与えると完全定義になります。
形状の情報 (どのような形をしているか…ここでは長方形)
大きさの情報 (大きさはどのくらいか)
位置の情報 (空間のどこにあるのか)
未定義のスケッチでもフィーチャーを作成することは可能ですが、
後の変更のためには、完全定義にしておくことが望ましいです。
また、重複定義(未解決・無効)のスケッチは、
モデルがエラーになるので必ず修復しましょう。