WORKS
機械カバーのカスタム制作
フィブイントラロジスティクス株式会社 様
テクノロジーの革新と愛される魅力が融合したデザイン
株式会社フィブイントラロジスティクス様は、日本およびアジア地域における物流業界の発展に重要な役割を果たしているエンジニアリング企業です。
この度、中型~大型スーパーマーケットのバックヤードから売り場までの商品搬送を自動化するシステムの外装カバーデザインのご依頼をいただきました。
操作するスタッフには親しみを持たれ、来店するお客様にはハイテクさやキャッチーな印象を与えるような、温かみのあるデザインにしてほしいというご要望をいただきました。
スーパーなどの店舗で、お客様に親しみを持ってもらえるようなデザインを実現したいと考えていました。特に、質感でもソフトな印象を与えられる布を取り入れたデザインを希望されていましたが、次のような点に悩まれていました。
デザインと機能性の両立
安全性と操作性の向上
このような課題を解決するために、デザイン性と機能性を両立させた提案を求められていました。
全体的なフォルムに丸みを持たせた、愛らしい印象のデザイン
人々に寄り添い、親しまれるデザインを追求し、生き物のようなチャーミングなデザインを形にしました。
今回は、従来にない試みとして板金とFRPを組み合わせ、さらに外装に布素材を取り入れたことで、心温まる質感のカバーに仕上げることができました。
また、運搬状態が全方位からLEDでわかるようにしました。
設計のポイント
1. デザイン性を考慮した設計
胴体部分にはFRPを採用し、板金では再現が難しい複雑な流線形デザインを実現しました。
また、外装を合皮(PUレザー)で覆うことで、視覚的・触覚的に温かみのある仕上がりとなっています。
2. メンテナンス性を意識
合皮製の外装カバーはマジックテープ・ジッパーで簡単に着脱・交換可能であり、メンテナンスが容易です。
これにより、傷や汚れが生じた際の対応が可能となり、ランニングコストの削減に貢献します。
また、用途や環境に応じて外装デザインを変更できるため、さまざまな現場に柔軟に対応できます。
FRP製のボディには前後にメンテナンスハッチを設置し、内部機器やバッテリーへのアクセスを容易にしました。台車牽引アームの着脱部にも小扉を設け、ワンタッチで交換可能となっています。
大型から中型のスーパーマーケットでの活用を想定した台車を店舗裏から店頭の売り場まで運べるロボットで、障害物を回避しつつ、最短経路を進むことができます。
主に重量物を運ぶことを想定しており、実際のスーパーでは様々な台車が使われていることから、台車を挟み込んで搬送する方式を採用しています。多様な幅の台車を運べるようにして、商品台車の切り離しも自動で行えます。また、任意の人を追従することや、タッチパネルを使った店舗内の商品検索、来店客を該当の商品棚に案内するなどの買い物サポートも可能です。運搬から店舗内でのお客様サービスにわたり多用途に用いることができるロボットです。
カバー仕様
サイズ
台車なし:526mm(W)× 543mm(D)× 1000 mm(H)
台車込み:712mm(W) × 1222mm(D) × 1000 mm(H)
構造
フレーム:アルミフレーム
外装カバー:FRP、板金(SPCC)+合皮(PUレザー)
頭部:FRP+ゲルコート仕上げ
胴体:FRP+合皮(PUレザー)
下部:板金(SPCC)+焼付塗装
どれも素晴らしいデザインです。ありがとうございます。
展示会では立ち止まって見ていただくお客様が多く好評でした。